育休を一年もらえた話

育児

(この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。)

この記事ではどうやって僕が一年間の育休をもらったのかを書いていきたいと思います。

そもそも育休って何?

育休とは育児休業制度の略で、子供が1歳になるまで(最長2年)父親でも母親でも好きな期間休業を取ることのできる制度。

育休中の給付金について

会社からの給料は会社によって払われるかどうかは違い、給料が出る会社と出ない会社があります。

もし、会社からの給料が出ないからと言っても心配することはありません。給料が支払われない場合でもハローワーク(雇用保険)から「育児休業給付金」が支払われます。休業が始まる6か月前の総支給の合計を使って1ヶ月当たりの平均総支給を割り出して育休が始まると、その1ヶ月の平均総支給の67%が毎月支給されます(6ヶ月後は50%)。

そして育休期間中の健康保険、厚生年金保険、雇用保険、所得税、住民税は免除されます。(この時住民税は去年の分を払う必要があり、次年度は払わなくても良くなります)

詳しくはこの厚生労働省のHPで確認してみてください↓

育児休業制度とは
イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。イクメンがもっと多くなれば、妻である女性の生き方が、子どもたちの可能性が、家族のあり方が大きく変わっていくはず。そして社会全体も、もっと豊かに成長していくはずです。

育休を取ろうと思った理由

一年間の給料は半分くらいになってしまうけど自分の時間をそのお金で買えると思ったら安いもんだと思ったからです。確かに自分が休むことによって会社の方々に迷惑がかかるのはわかっていたのですが、もう嫌われてもいいからこの時間を大切にしたいと思い取得を決めました。

どうやって育休を取ったのか?

会社の上司、事務所に『育休を取らしてください』と言った。

終わりです。ほんとこれだけです。これだと完結すぎるんで、育休を取るまでの経緯を書いていきたいと思います。

育休を取るまでの経緯

僕は育休を取る7ヶ月前ぐらいにまでは育休制度を知らなかったのですが。小泉進次郎環境相が育休を取得するというニュースを見て、育休ってなんだ?と調べていくとこんな制度があるのか!と驚きました!そっから自分の働いている会社で育休を取ったことがある人がいるのか先輩方に聞いてみると皆口を揃えて『聞いたことない』と言われました。

その後、妻や自分と妻の両親に育休を1年取ろうと思うと伝えると、予想外だったのですが、全員に反対されました。『そんなに休みはいらない』『家にずっと一緒にいるとイライラするだろう』など否定的な返事しか返ってきませんでした。その後、妻へは育休制度について詳しく話し、どんなメリットがあるのかを伝え続けたところ、理解してくれ、『とりあえず1年とってみて途中でもしいらないなと思ったら会社に戻ろう』ということになりました。結局、僕と妻の両親は一年もいらないんじゃない?という考えのまま僕は会社に育休を取らしてほしいことを伝えることになりました。

そして僕は『今まで前例がないから取れないんだろうな』と思いながらダメ元で上司に『育休取りたいです』聞いてみると、上司は少し嫌な顔をしていましたが、『断ることは出来ない』と言って許してもらうことができました。そしてその後事務所と話をすると給料が減っても生活できるかどうかの確認をした後はとんとん拍子で育休の手続きが進んでいき、びっくりしました!詳しく聞くと1年は居なかったのですが、過去には1ヶ月や数週間の育休を取っていた人はいたらしいです。

そして直接迷惑をかけてしまう、一番言いづらかった先輩方や同期、後輩に1年育休をとることを伝えると、予想外だったのですが、誰一人として反対する人はいませんでした!しかも感謝されることもありました!『君が育休をとってくれることで他の人がこれから取りやすくなって、いい流れになる』と。育休を許してくださり、職場のみなさんには感謝しかありません。

そして無事我が子が出産し、産褥期の間は僕が家事を全てやってた甲斐もあってか、育休生活を送っていると今まで休みなんていらないと言っていた妻の両親が『育休を取ってくれたおかげで産後の大変な時期でも安心することができる。育休とってよかった』と言ってくれました。自分の両親も『育休中とってよかったね』と言ってくれました。

育休を取ってみて思ったこと

僕が思ったのは『人が何をどう思うかは全然予想がつかないな』と思いました。

育休を取ろうか考えてる人に向けて

育休をとりたいと思われたのならまず声に出して周りに伝えてみてください。他の人が何を思っているかは予想がつきません。僕の知り合いでも会社に相談したら断られたケースもあり、OKだとしても確かに迷惑をとてもかけてしまうので言いづらいと思いますが、本当に育休を取りたいのなら、言ってみたほうがいいと思います。

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