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この記事の対象読者と得られること
・育休一年もいるの?
・お金結局どれぐらいもらえたの?
・育休を1年取ってみたいけど1年も育休をもらった後会社では・仲間はずれとかにならないか心配。
・1年も休むと仕事について行くのが大変そう。
こんな悩みを抱えている人への僕の経験談を書きました。
結論
・育休1年は絶対取るべき
・お金は働いている時のー87万円の手取り
・僕の会社では仲間はずれにはされなかった。むしろ肯定的な言葉ばかりだった
・仕事は体が覚えているのでほとんど覚えてる
育休を一年過ごしてみての感想
育休をとって本当に良かったです。僕のケースだと一人目での育休だったので奥さんが働かないのなら一人目は育休いらないよねという意見もよく聞きますが、絶対取ることをお勧めします。
産後2ヶ月は絶対育休とった方がいい理由
🔵最初の2ヶ月は奥さんは産褥期のため体調が悪く疲れている
🔵新しい命が自分の家にやってくるということで不安が多く、何をするにしてもこれが正解なのか?というのを手探りで色々試していく必要があるためとても精神的に疲れるから
これを仕事漬け&家事もあまりできない旦那さんの家庭の場合、奥さん一人でこなさないといけないのでとても大変です。特に辛かったのが夜泣きです。
夜泣きではなんで泣いてるのか、オムツも変えた、ミルクもあげた、抱っこもしてるのに泣いてる。なんで?まだミルクをあげないといけないの?基準の量はあげたのに・・😰
となってしまい、夜も小刻みに起きなければいけない為、ストレスが溜まり、イライラしてしまいました。これを仕事しながらやられてきたお母さんお父さんはすごいなと尊敬しました。
残り10ヶ月もとった方がいい理由
じゃあその産褥期の後は育休いらないんじゃないの?と思われる方もいらしゃるかもしれませんが、金銭的に余裕があるのなら残りの10ヶ月もとった方がいいと思います。理由は2つ
🔵生活ができるほどの給付金は受け取ることができる
金銭面については本記事で書いているのでわかると思いますが結構もらえます。なのでよっぽどお金に困っていない限り生活する分にはお金に困らないと思います
🔵自由な時間をとることができるから
1年休みなので行事の多い出産後に予定を合わせることが簡単になります。僕は今回の育休で両家揃っての家族旅行をしました。
そして新しい家族が増えるということで、今後の家計管理をゆっくりと見直すことができます。日本では金融教育がほぼされていない家庭が多いため、この時間を使ってお金について学ぶのにとてもいい機会だと思います。おすすめはこちらの本です。この本のおかげで年間の支出を10万円以上減らすことができました。
育休をとるデメリット
メリットばかり書いていてもいけないので僕が感じたデメリットをあげます。
🔵自己肯定感が少し下がる
これは個人的に思ったことなのですが、育休を取り出した最初のうちは仕事しなくてもお金がもらえるのってうれし〜ヒャッホウー!🙌となるのですが、育休の終わりごろになると自分は誰にも価値を与えていないのでは?などという考えが頭をよぎり、仕事がしたくなる。
ここで僕はしなかったのですが、育休中に副業することは可能です。ですが、給付金の計算に使われた月々の賃金の80%を超えると、それ以上は給付金が減額されます。詳しくはこちらを👇
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000178877.pdf
🔵職場の人から全然連絡が来なくて少しショック
友人からは何度か食事などに誘われたのですが、職場の人からはパッタリと連絡が来なくなり少しショックを受けました笑
お金はどのぐらい貰えたのか
ここではみなさんが一番に気にされているであろうお金を実際いくらもらえたのかについてお伝えします。
僕の場合は育休中に会社からの給料は0円だった為、貰えたお金は職業安定所(ハローワーク)からの支給のみでした。
働いていた時の手取りと比べて見ると-87万円でした。
この数字の式はこのようにして計算したものです👇
87万円 = 1年間通して働いていた時の年収手取り – (育休給付金 – 会社で加入している組合費や団体保険)
この金額すごいと僕は思いました。1年間という自由な時間を87万円払うだけで手にすることができました。実際は住民税の制度上、昨年度の住民税を支払わないといけないのでもう少しマイナスになったのですが、これから1年間の住民税は免除となります。
会社に戻ってからどうだったか
職場での反応
会社に戻ってからの職場の人の反応は想像以上に良かったです。
『ようやく帰ってきたな。休んでた分、残業も多めにやってもらうぞ。』みたいなことを誰かからは言われるかな。言われてもしょうがないな。って思ってました。ですが、職場の人の反応は、
『やっと仕事できるやつが帰ってきた!君がいない間、大変だったんだよ!』
『元気してた⁉︎奥さんと子供は元気?』
のような肯定的な言葉ばかりでした。
1週間後には育休の話もあまりしなくなり、今まで通りの仕事生活に戻っています。
業務への復帰時間
1年仕事を休んだ後、どれくらいの期間で今までのパフォーマンスを取り戻すことができたのかについてですが、僕は1週間で取り戻すことができました。
もっと時間がかかるだろうと思っていたのですが、6年の勤続年数というのもあってか、職場へ行き業務を見ると体が覚えており、業務をほぼ思いだし、1週間が経った今ではほぼ今まで通りの仕事をこなすことができています。職場の方々もどの程度で今まで通りの仕事ができるのかわからない為、1ヶ月間は僕がいなくても仕事が回るスケジューリングを行なってもらっていたのですが、予想以上に早く一人で仕事することができる様になり、お互いに驚いています。
まとめ
育休取得までには家族に反対され大変でしたが、終わってみると、とって良かったねとなり、とても充実した時間を過ごすことができました。今年の4月からは子供の妊娠を会社に伝えると会社から育休を取るかどうかを聞かなければいけない制度になったそうなのでこれからは育休を取るのが当たり前の社会になっていってくれればいいなと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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